投資家が外貨預金を選ぶ最大の理由が金利です。
実質ゼロ金利の日本に比べて、より金利の高い外国の通貨に換金することによって
その国の金利を受け取ることが出来ます。
実はこの金利収入においても、FXは外貨預金を大きく上回る魅力を持っています。
その前に金利が発生する仕組みについて説明します。
FXでは取引を開始する前にポジションを保有します。
ポジションとは、注文を入れて外国の通貨を保有することです。
取引口座にポジションを持ったまま、翌日営業日まで持ち越すと、
そのポジションについてスワップポイントがつきます。
スワップポイントとは2つの通貨の金利差のことです。
低金利の日本の円を売ってやや金利の高い米ドルを買い、そのポジションを維持すると
維持した金額分のスワップポイントを受け取ることが出来ます。
逆にやや高金利の通貨の米ドルを売って、低金利の通貨の日本円を買えば、
スワップポイントを毎日支払わなくてはなりません。
スワップの計算方法
レート 金利差 1年の日数 購入する通貨の数量 スワップポイント
100円 ☓ 0.15% ÷ 365日 ☓ 10000通貨 = 約4.1円
ところで、外貨預金の金利は銀行間水準における金利水準と比べても。
低い金利に設定されています。
外貨預金の金利は金額や保有期間によって金利が変わりいます。
当然多くの金額を換金していたり、1年以上保有するものを選べば金利の収入が上がりますが、
短期間で少額しか預けない場合は、むしろ手数料だけ損をする可能性があります。
これに対して、FXでは業者によって金利は違えど、金額やポジション保有期間に左右されることなく、
常に一定の金利に設定されています。
つまり、1000万円を超えるよな大金を1年以上外貨預金で保有しない限り、
単純な金利で得られる収入はFXの方が多いのです。