FXと外貨預金の違い 4 金利

投資家が外貨預金を選ぶ最大の理由が金利です。

実質ゼロ金利の日本に比べて、より金利の高い外国の通貨に換金することによって

その国の金利を受け取ることが出来ます。

実はこの金利収入においても、FXは外貨預金を大きく上回る魅力を持っています。

 

その前に金利が発生する仕組みについて説明します。

FXでは取引を開始する前にポジションを保有します。

ポジションとは、注文を入れて外国の通貨を保有することです。

取引口座にポジションを持ったまま、翌日営業日まで持ち越すと、

そのポジションについてスワップポイントがつきます。

スワップポイントとは2つの通貨の金利差のことです。

 

低金利の日本の円を売ってやや金利の高い米ドルを買い、そのポジションを維持すると

維持した金額分のスワップポイントを受け取ることが出来ます。

逆にやや高金利の通貨の米ドルを売って、低金利の通貨の日本円を買えば、

スワップポイントを毎日支払わなくてはなりません。

 

swap

 

 

スワップの計算方法

 

 レート    金利差  1年の日数  購入する通貨の数量  スワップポイント

100円 ☓ 0.15% ÷ 365日 ☓ 10000通貨 = 約4.1円  

 

 

ところで、外貨預金の金利は銀行間水準における金利水準と比べても。

低い金利に設定されています。

外貨預金の金利は金額や保有期間によって金利が変わりいます。

当然多くの金額を換金していたり、1年以上保有するものを選べば金利の収入が上がりますが、

短期間で少額しか預けない場合は、むしろ手数料だけ損をする可能性があります。

 

これに対して、FXでは業者によって金利は違えど、金額やポジション保有期間に左右されることなく、

常に一定の金利に設定されています。

つまり、1000万円を超えるよな大金を1年以上外貨預金で保有しない限り、

単純な金利で得られる収入はFXの方が多いのです。

 


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