欲張りすぎると損をする

欲張りすぎると損をする

 

私は個人的にトレードを教える時に、決済はOCO決済を使用して、自動的に決済が行われるように推奨しています。

同様に、損切り値も、その時の相場状況によって変えるものの、固定のpipsでをまずは守るように教えています。

このようなルールにすると、次のような質問を多く受けます。

「もう少し待っていたらもっと利益が取れていたので、固定のpipsで決済してしまうのはもったいないのでは?」

というものです。

また、別の質問として、

「少し利益が出ていたのに、指値まで待っていたら、レートが逆の方に行ってしまって、損切りになってしまった。利益が少しでも出たら、早めに決済してもいいのでは?」

というものもあります。

言っていることは正反対ですが、同じ人がこの質問を投げかけることもあります。

 

トレードシナリオの重要性

 

確かに、利益が伸ばせるのであれば、大きく伸ばしたいですし、この先動きが反転するのが分かっているのであれば、微益で決済したいのは理解できます。

ただ、そんなことは、あらかじめわかることではないですし、後からチャートを見て、「あーだこーだ」言ったところでは、何の意味もありません。

 

私が固定pipsを推している理由は、決済値を自由にしてしまうと、メンタルが崩れるからです。

 

利益を伸ばそうと考えたとしても、どこまで伸ばせばいいのかということは、あらかじめトレードシナリオで決めておく必要がありますし、微益で決済する場合も、どのような状況になったら、どのくらいの利益で決済するのかを同じくトレードシナリオで決めておく必要があります。

これらを決めずに、その時の状況で適当に決済をするのであれば、それはただのギャンブルに成り下がります。

プロスペクト理論で語られているとおり、人間は少し利益が発生した時には、その利益を守ろうとして、小さな利益で決済してしまう傾向にあることが、心理学で証明されています。

 

きちんと検証をした上で、このようなケースは利益を追う、このようなケースは逃げる、というようなルールを決めるのであれば、それはそれで良いですが、行き当たりばったりでコロコロ考え方を変えていては上手くいくはずはありません。

 

最も効率よく最大の利益を取ろうとすることは、誰もが考えることですが、それが出来ないから振り回されて失敗してしまうのです。

 

ですので、決済は固定pipsとして行うということをまずは考え、練習してから柔軟な対応を取るというステップを踏むようにしていきましょう。


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