消費者信頼感指数とは、消費者に対するアンケート調査をもとに、
消費者の市場全体の心理状況を指数化したものです。
質問内容は経済・雇用の2項目からなる現在の状況と、
経済・雇用・所得の3項目からなる未来の予想を季節調整・指数化し、
この5項目の平均値で発表されます。
また、それに類似した指標でミシガン大学消費者信頼感指数があります。
こちらはミシガン大のサーベイ・リサーチセンターが実施しています。
方法は1966年を100として、消費者のマインドを数値化したもので、
速報は300人を対象、確報は500人を対象に調査を行います。
消費者信頼感指数に先行して発表されるため、当該月の消費者マインドを探る手がかりとして重要視されます。
また、月毎に振り幅が大きいため、マーケットの注目度もこちらの方が高いです。
この信頼感指数は、
消費者が現在の景気に対してどういう対象をを持っているのかを示しています。
ここで、景気が良くなりそうという期待感があると発表されたとします。
次に景気が良くなりかけているから物が売れるという考えになります。
そして、モノを売るためには、人手が足りないということになります。
つまり、経営者や企業にとっては、
この消費者信頼感指数の発表は、今後の経済の流れを左右する大事な指標なのです。