鉱工業生産は、金・銀・石炭などを産出する「鉱業」と
鉄鉱・輸送機械・精密機械・化学・繊維・食品等を作り出す一部の「製造業」が、
どのくらいの量の活動を行っているのかというのを、
指数としてまとめたものです。
鉱工業生産指数はGDPを計算する際にも使われています。
GDPの生産面から見た数字は産業別に表示されていますが、
そのうち鉱工業が20%程度を占めており、鉱工業の経済全体に及ぼす影響も大きいと言われています。
対象月のものが翌月末に速報値として発表されるため、
四半期に1回しか発表されないGDPと比べて、速報性があると言われており、
多くの投資家が注目しています。
パソコンや建築材などの生産が増えれば生産指数も増えます。
一般的なニュースなどでは、生産指数の動向が報じられますが、
生産指数だけではなく、出荷指数や在庫指数などの動きを合わせて見ることで、
今後の先行きを予測する事ができます。