【FXの光と闇】FXのメリットとデメリットをしっかり理解しよう
「頭に思いつく投資商品を一つ挙げてください」
と聞くと、大多数は、株式と答えます。
これは無理もないことです。
私も投資の始まりは、株式でした。
テレビで目にするニュースでは「日経平均株価はいくらいくら」
ということをしっかりと伝えられています。
知っている企業の動きは経済動向とは別な視点でも見る機会が多くあるので、株式は身近に感じます。
対して、FXはというと、イメージがどうも悪いようで、
「お金を無くす」「ギャンブル性が高い」「勝てるわけがない」
などの意見をよく聞きます。
私へのメールにもいまだに、
「FXは怖くて手が出せません」
というような、感想をいただきます。
私は、株式もFXもやっていますが、このブログを書いているように、FXにどっぷり使っています。
FX:株=9:1
という感じでしょうか。
今更ながらですが、FXのメリット・デメリット、それに対する誤解を説明していこうと思います。
FXのメリット
1.ほぼ24時間取引が出来る
土曜と日曜は休みですが、月曜~金曜ならば24時間トレードが出来るというのは実は素晴らしいことです。
日本の祝日も関係ありません。年末年始は1~2日ほどしか休みはありません。
株式は、平日の9:00~11:30と12:30~15:00と取引の時間制限があります。
これでは、一般のサラリーマンはトレードが出来ません。
日本の祝日も休日になるので、お盆休みぐらいが実際にリアルタイムでトレードが出来る日になります。
2.少額から取引が出来る
株式は、だいぶ敷居が低くなってきたものの、単位株数があり、一定の資金がないと取引が出来ません。
対してFXは1万円ほどの投資資金があれば始められます。
世界経済の動きに1万円から参加出来るのは、お金を増やすということ以外に実はかなり、面白いものです。
3.元手より多くの金額が扱える
FX最大の魅力になる、「レバレッジ」というシステムがあります。
これは、元手の数倍~数十倍の取引が可能であり、そのことにより短期間で大きく利益を出すことが可能になることです。
株式では、元手資金以上のトレードは基本できません。
4.相場が下降気味でも利益が出せる
マーケットの状態が冷え込んでいる状態、またはパニック状態で下降気味でも、売りから入ることで利益が出せます。
株式は、基本的に買いからしか入れないので、世界中のマーケットが落ち込んだ場合、為す術がありません。
FXのデメリット
1.レバレッジで損失が大きくなることがある
メリットの裏返しになりますが、入金した資金以上の額を動かせるので、資金管理をきちんとしていないと大ケガを負いかねません。
実はデメリットはこれぐらいです。
では、なぜ、FXは、良くない、怖いと言われるのでしょうか?
FXが毛嫌いされるわけ
株式も買った銘柄の株価が下がってしまえば、含み損が出てしまいます。
ただ、上場廃止以外は0円になることはありません。
0円以上借金をすることもありません。
FXはレバレッジシステムがあるため、例えば、手持ち資金の10倍のポジション量でトレードをすれば、似たような商品の外貨預金よりも、10倍の利益が出やすいものの、10倍の損失も出しやすいということになります。
通貨の値動きにより、持っている資金以上にマイナスに転じることもありえます。
借金をすることも可能性もあるわけです。
そのため、どのFX業者も強制ロスカットが執行されるようになっています。
これは、法律で決まっています。
つまり、強制ロスカットは、本当は、トレーダーの保護のためにあるシステムなのです。
株式は、自分が損切りをしない限り、損失は確定しませんが、FXの場合は、この強制ロスカットのシステムがあるために、自分が知らないうちに、意図せずに損失を確定させられるので、危険とか、システムがおかしいという風に言われるのです。
そもそも強制ロスカットが執行されるような、無茶な資金管理でトレードをするのが間違いなわけで、FX自体が危険な投資商品というわけではありません。
ここを勘違いしないで欲しくないと思います。
私が知る限り、これだけ取引が簡単に出来る状態が整っていて、手数料が少なく、かつ、投資効率がよい投資商品というのは、今のところ、FX以外ありません。
最近は、ビットコインなどの暗号資産(仮想通貨)もFXの様にトレード出来る状態ですが、その手数料はまだまだ高く程遠い現状です。
投資スタイルによって、選ぶ投資商品は変わってくるとは思いますが、短期保有から長期保有まで、またサラリーマンから主婦にいたるまで、万人に対応できるのがFXです。
投資に興味があるのなら、銀行員や郵便局員の口車に乗せられずにFXをぜひぜひオススメします。