FXにデモトレードは必要なのか?
FXのトレードを始める時に、「デモトレードから始めなさい」という意見と「少額でもいいからリアルトレードで身銭を切って始めなさい」という、2つの意見を聞くことがあります。
デモトレード派が多いものの完全に2分しているとも言えます。
私の結論から言わせてもらうと、デモトレードは必要と思っています。
今回は、その理由を説明していきます。
物事には順番がある
物事には順番があります。
リアルトレードの前に、
デモトレード→少額のリアルトレード→想定しているロットのリアルトレード
という過程を踏むべきと考えています。
というのは、ロジックを覚えて、いざトレードとなっても無理があるからです。
特に初めてトレードする場合、オーダーの出し方もままならない状態です。
当然操作ミスも起こりえます。
ミスは誰にも起こりえますが、リアルトレードではそのミスを極力抑えるべきでしょう。
ですから、デモトレードで練習を重ねていく必要性があるということなのです。
車の運転が初めてなのに、教習所内の練習をせずに、いきなり公道で安全に乗りこなすことは難しいはずです。
その緊張感が真剣味を増すとも言われますが、それは、街の3車線以上の公道をいきなり運転してみるとか、高速道路をいきなり走るということと一緒です。
どれほど危険極まりないことかわかるでしょう。
ですので、デモトレードでしっかりとロジックに基づく動作から利益を出せるようになってから、少額のリアルトレードへ移行していくという順番を踏んでいくことがベストであると考えます。
リアルトレードではデモトレードとは違った緊張感があり、デモトレードと勝手が違ってきます。
そこで揉まれて上手くトレード出来るようになってから、本来のロットでトレードに移ります。
早く「利益」という結果を出したい気持ちはわかりますが、焦れば焦るほど利益から遠ざかるばかりか損失を近くに寄せ付けてしまうことになりかねません。
じっくりと構えて取り組むようにしていきましょう。