レバレッジより損益を意識する
FXの特徴の一つとして、レバレッジが効かせられる取引ができることが挙げられます。
日本の業者であれば25倍、海外業者であれば数百倍まで普通に掛けられますので、少額の資金からでも大きな利益が狙えます。
一般常識では、レバレッジの取引は危険とみなされています。
ですが、それほど危険というわけでもなかったりします。
FXの損益は取引数量とpipsで決まる
「レバレッジが大きいと危ないから数倍の方が安全」
「レバレッジが10倍だと損失も10倍になるから危険」
と言われますが、FXの損益額というのは、取引数量とpipsで決まるものです。
ですので、レバレッジによって損益額が決定するというわけではありません。
また、レバレッジは資金と取引額の比率を表したものですので、レバレッジを低く抑えてトレードするということは、逆に資金を多くしないと利益も上がってこないということになります。
つまり、レバレッジが何倍かと考えるよりも、どのくらいのポジション量でどのくらいのpips動いたら、どれくらいの損益になるのかというところにフォーカスした方が良いということです。
例を挙げてみましょう。
資金10万円があり、1回の損失を3000円に抑える、というルールにするとします。
これを米ドル円で1万通貨でトレードした場合を計算すると、その時のレートにもよりますが、レバレッジは10倍を超えてきます。
レバレッジが10倍と聞くと危険と感じるかも知れませんが、10万円に対しての3000円、3%の額ですから、実はそれほどでもないことがわかります。
先に損益額がわかっていれば、レバレッジが高いということは、あまり関係ないということです。
レバレッジがいくらか考えるよりも、
「ポジション量とpipsの計算からいくらの損益額になるのか?}
ということを計算してからトレードに取り組めば、余計な心配は要りません。
このような資金管理を心がけてトレードに取り組んでみてください。