FXを始めるには、FX業者に口座を作ることから始まります。
ただし、FX業者といっても各社によって特徴がそれぞれ異なります。
そこから自分にあった業者を見つけることが、利益を上げる第一歩となるでしょう。
では、実際にどんな業者が良いのか?
選択する際に見ておきたいポイントが3つあります。
信託保全・自己資本規制比率・スプレッド、です。
まず信託保全ですが、FX取引をするには大切な資金を業者に証拠金として預けます。
しかし、業者が万が一倒産してしまった場合、業者に預けた証拠金が返ってこない場合があります。
それを未然に防ぐために、業者は投資家たちから預かった証拠金を信託銀行に信託します。
こうすることによって、業者に万が一のことがあっても、信託銀行を通して預けていた証拠金が、
返ってくるという、言わば保険です。
きちんとホームページに、どこの銀行にと明示されているところがいいと思います。
FX業者が潰れてなくなるということは昔は結構ありました。
100%返ってくる業者を選べればなおのこと良いと思います。
次に自己資本規制比率です。
自己資本規制比率とは、金融取引業者が金融商品取引業務を行う上で、
保有資産の価格変動などのリスクが顕在化した場合でも、
短期間に対応できる支払い能力を有しているかどうかを示すものです。
この比率は、財務の健全性を測る重要な指標です。
これは、業者のホームページの会社概要に記載されていますので確認して下さい。
この比率が200%以上なら、まずまず安心してもいいかなと思います。
最後にスプレッドです。
スプレッドとは、1つの通貨に対しての売値と買値の差です。
実はこの差がFX業者の利益となるのです。
このスプレッドが広いほど利益が小さくなります。
例えば、米ドル円のスプレッドが2銭だとすると、
変動が2銭以上ないと利益が発生しません。
このスプレッドは業者によって違いますし、通貨によっても違います。
自分がどの通貨ペアを主に取引するのかによって選ぶと良いでしょう。
後日、通貨の特徴も記事を書きますので、参考にしてください。
あと自分が重要視しているのは約定スピードです。
これは、注文を入れてからどのくらいで反映されるかというスピードです。
ここが買いだ!っと思って注文を入れても、反映が遅くては意味がありません。
注文ボタンを押してから、どれくらいで反映されるかというのは重要です。
また、取引画面も業者によって様々ですので、デモ口座を開いて確認してみるのも手です。
というか、デモ口座で確認してから口座を開いた方がいいです。
使いやすい使いにくいは、自分で扱ってみないとわかりません。
ちなみにデモ口座がないところも、ここはと思ったところは口座開設してもらって大丈夫です。
基本的に口座開設にお金はかかりませんし、維持費もかかりません。
使いたくないと思えば、放っておいてもいいし、解約しても構わないと思います。
複数の口座を開設して取引しやすい環境を整えましょう。