為替は経済に非常に深く関係しています。
ここでは、政治から見た為替についてお話します。
基本的には為替というのは、ワシントンに視点をおいて考えます。
日本にいると、どうしても円を中心に考えてしまうのですが、
世界の基軸通貨がドルであるかぎり、
アメリカの政治を中心に考えないと間違った見解になってしまいます。
アメリカの意向によって為替政策の転換が図られることがあります。
IMFなどといった組織本部が多数あり、そこで会議することが多いため、
ワシントンに視点を置くのが重要なのです。
政治という面から見る時、一番大事なのはアメリカの世論調査を読むことです。
現在のアメリカの大統領の支持率がどのくらいなのか、常に気にしておいたほうがいいかと思います。
支持率によって大統領や財務長官の発言権がどれくらいなのかを把握することが必要です。
また、アメリカの政権は8年で変わります。
従って、選挙がある年というのは、政策が先に進まないことが一般的ですので、
その時に為替の変動幅が普段より動かない事が多いです。