失業率とは、その国でどれくらいの人数が失業状態にあり、
各国で定めた試合を%で表した経済指標です。
各国の失業率は、その国の景気や雇用を判断する材料として非常に注目されていますが、
最も注目されているのが、世界の景気を左右しているアメリカの失業率です。
アメリカの失業率は、非農業部門雇用者数と共にアメリカ経済の状況を表す指標です。
また、両指標とも同じ毎月第一金曜日に発表されることから、
この2つの指標を総じて「雇用統計」とも呼びます。
失業率はアメリカの経済指標の中で最も注目される指標の一つです。
この雇用統計が相場にどう影響するのかというと、
失業率が増えるといういことは雇用者数が減っていることになります。
それは、個人一人あたりの消費が減っていることになります。
個人一人の消費が減れば、お金の流通が悪くなるため景気が悪くなります。
つまり、失業率が増えるとドル安要因となり、逆に失業率が減るとドル高要因となります。