住宅関連指数とは、不動産(特に住宅)に関する指標の総称を指します。
住宅関連指数には、販売指数・着工件数・建設許可件数などがあります。
以前は、住宅関連指数はあまり注目されない指標でした。
しかし、2007年に起きたサブプライムローン問題をきっかけに注目されるようになりました。
指標が良い発表があればドルが買われ、逆に悪い発表があれば、ドルが売られるようになりました。
最近はサブプライム問題やリーマン・ショック時代ほどの影響は無いですが、
それなりに重要だとは思っていていいと思います。
○中古住宅販売件数
中古住宅のうち、所有権の移転が完了したものを指します。
また、季節や天候の影響を受けやすく、予想と違った結果も出やすい傾向があります。
金融施策変更時には重要視されます。
○住宅着工件数/建設許可件数
実際に建設が開始された、新設住宅戸数地域・一戸建て・集合住宅別と地域別に発表されます。
金利政策にも影響を及ぼします。
同時に建設許可件数も発表されます。
これは住宅着工前に申請が必要な地域の件数です。
殆どの確率で着工されるため、先行指標にもなります。
○新築住宅販売
販売された新築住宅件数です。
先行指標としても重要で、特に金融施策変更時には重要視されます。