エリオット波動理論とは、人間の感情の起伏には一定のリズムがあり、
人間の感情を映すマーケットの動きには、予測可能な波動パターンがあるというものです。
エリオット波動理論の目的は、1波・2波・3波やA波・B波・C波などから、
トレンドで、どのくらい値が上下するかを推定することです。
エリオット波動理論は、上昇トレンドにおいて、上波5波、下降3波が基本の形となっています。
上昇5波は、3つの推進派と2つの調整波からなり、
下降3波は、2つの推進派と1つの調整波からなっています。
推進波とは、大きな波と同じ方向に動く波動で、調整波とは大きな波と逆の方向に動く波動のことです。
さらに1つの波動においても細分化することができ、
第1波・第3波・第5波・A波・C波は5波動に、
第2波・第4波・B波は3波動に分かれます。
第1波の波動が1~5に分かれたとすると、1・3・5は5波動に
2・4は3波動にそれぞれさらに細分化することができます。
このように、エリオット波動理論による波の数は、
元の形で上昇5の下降3で計8、
細分化すると上昇21、下降13の合計34となります。
この3・5・8と13・21・34はフィボナッチ数列になります。