テクニカルの選び方
あなたはテクニカル分析について、どんな選び方をしているでしょうか?
例えば、なんとなく本やネット等で
「このテクニカルが使える」
という言葉を目にして使ってみる、とかしている方が多いと推測されます。
それで、今一つの結果だったから他のテクニカルを試してみる・・・
ということを繰り返してはいないでしょうか。
実は、私がFXを始めた頃はそのような感じでした。
一時はローソク足が見えなくなるくらいに様々なインジケーターを導入して、ゴチャゴチャしたチャート画面になっていた記憶があります。
しかし、いくらテクニカルを追加しても、一向に勝てるようにはなりませんでした。
テクニカルを使う意味を知る
テクニカルを選定する場合は、まず、
「何を可視化したいのか?」
ということを先に考えておく必要があります。
・トレンドの強さ
・買われ過ぎ売られ過ぎ
・トレンドの転換点
などを前提として、目的に合うテクニカルを探す方向で検証したほうが、はるかに効率的です。
トレンドの強さであれば、移動平均線やボリンジャーバンド等が使いやすいでしょう。
買われ過ぎや売られ過ぎの水準を知りたいのであれば、ストキャスティクスやRSIが使いやすいということになります。
このように、目的によって最適解は本当に様々です。
そして、ほとんど同じ用途で使うテクニカルを複数表示させるのは、あまりお勧めしません。
色々なテクニカルが画面に映っていると、一端のトレーダーのようになった感じがあり、見た目はかっこ良いのですが、それで勝てるようになるかどうかは全くの別の問題です。
多ければ多いほど、一つ一つのテクニカルへの注意がおろそかになりがちです。
そして、実際には全く分析が出来ていないということが起こりえます。
チャートは必要最小限のテクニカルのみを表示させ、それを注意深く観察していくことが重要です。
ぜひ、用途に応じて計画的にテクニカルを選んでいくようにしてみてください。