ボリンジャーバンドは統計学・標準偏差(データのばらつきの大きさを示すもの)を
用いた分析です。
表示した線内にレートが存在する確率を基に売買を行います。
順張り・逆張りの両方に使用することが出来るため、
活用している人は非常に多く、奥が深いテクニカルです。
表示される線は、真ん中の移動平均線を中心に、±1θ、±2θ、±3θと呼ばれます。
(図では、θ±1と書いていますが、間違いです。すみません。)
理論上では、平均値±1θに収まる確率は68.26%
平均値±2θに収まる確率は95.44%
平均値±3θに収まる確率は99.73%と言われています。
これだけを考えると、例えば+3θ~-3θの外に存在する確率は0.27%しかないため、
逆張りのサインとして使うことが出来ますが、
狭いレンジで動いた後にバンドが広がった場合は、
トレンド転換とみなして順張りのサインとして使うことがあります。
このように局面で180度違う使い方をするのが難しいところでもありますが、
バンドの縮小・拡大などを見ながら、
現在の相場状態を把握できるテクニカルだと言えます。