基本的に景気が良いというのは、お金の流れが良いことを言います。
要するに、消費者が買物をするかどうかです。
消費者が買物をするためには、所得が増えなければいけません。
所得を増やすためには、勤めている企業や経営していいる会社の業績が良くなければいけません。
企業の業績を良くするためには、生産を増やさなければなりません。
そのために、人出を確保したり、土地に工場を建てたりして事業を拡大していきます。
この一連の流れが経済指標から読み取ることが出来ます。
例をあげます。
まず消費者がモノを買いたがっているかどうかを知らなければいけません。
それを表す指標が「消費者信頼感指数」です。
「消費者信頼感指数」とは、消費者がどれだけ現在の景気がいいかを測る数値です。
次に実際にモノが買われると「小売売上高」などの指標が動きます。
この指標が良くなると実際に流通が盛んになっていると判断できます。
すると、企業はもっと多くの利益を残すために事業拡大を図ります。
それを表す指標が「鉱工業生産」です。
つまり、モノを作って販売するために資金が必要になります。
この指標は景気が低迷している時は為替に影響を与えませんが、
景気が良くなるにつれて、注目され始めます。
そして、生産が追いつかなくなる前に人手の確保をします。
そのため「失業率」が減少します。
このように、注目される経済指標によって、その時期の景気状況を読み取ることが出来ます。