スリッページの設定をしておく
日本のFX業者では、スリッページの設定というものがあります。
普段は関係はないのですが、相場が大きく動いている時には、このスリッページは結構大事になってきたりします。
もし、設定していなければ、念の為に設定を確認しておきましょう。
スリッページとは?
スリッページとは、成行注文をする際に、注文したレートと約定したレートとの間に出来る差のことを指します。
例えば、米ドル円でのレートが、112.000円で、すぐにオーダーを入れようと成行売りをポチったとします。
ですが、実際に約定したレートは、111.995円という結果でした。
この時、注文しようとしたレートと実際に約定したレートには、0.5pipsの差が生じており、これがスリッページになります。
自分が思っていたレートからずれた位置で取引が成立することはよくありますが、不利なレートで約定するのは避けたいところです。
そこで、これを防ぐ方法として、スリッページの設定が多くのFX業者には備わっています。
スリッページの設定は、トレードする時に、どれくらいずれて約定しても許容するかということを決められます。
たとえば、1pipsに設定した場合、注文レートと約定のレートの差が1pips以上ずれてしまうような取引は不成立になるということです。
価格がずれるのが嫌だからといて0に設定してしまうと、オーダー時にほんの少しレートが動いただけでも不成立になってしまうので、0にはしないほうがいいかもしれません。
通常のトレードでは、スリッページはそれほど気にかけなくてもいいのですが、大相場や急変時はスリッページは起こります。
その時に、設定をしていないと大きく約定レートがずれてしまうこともありますので、あらかじめ設定しておいて、大幅にずれることを防ぐようにしておきましょう。
特に、成行注文をメインにしているならば、見直してみる必要性はあると思います。