両建てとは、同一通貨で買い注文と売り注文の両方のポジションを持つことです。
FXは決済期限がないため、どれだけ持っていても証拠金不足にならない限り、
ポジションを持つことが出来ます。
主な使い方は評価損を抑えるために使います。
1ドル=100円で買い注文、1ドル=99円で売り注文の両方を持つ
↓↓↓
1ドル98円になった場合
買いポジ)100円-98円=2円分の損失
売りポジ)99円-98円=1円分の利益
よって、1円の損失
1ドル101円になった場合
買いポジ)101円-100円=1円分の利益
売りポジ)101円-99円=2円分の損失
よって1円の損失
評価損を抑える事ができれば、マージンコールや自動ロスカットに合う心配がありません。
一時的に評価損が止まれば、今後の分析と対策を考えることが出来ます。
しかし、あくまで一時的であって、評価損が相殺されたわけではありません。
評価損が膨らまなかっただけであり、損失はそのまま残っています。
また、同一通貨に対して売りと買いの両ポジションを持っているため、
両方の証拠金が必要になり、資産負担は2倍になります。
FX業者では、両建てが可能な会社とそうでない会社があるので、業者選びも注意しましょう。