一目均衡表の開発者「細田悟一」とは?
一目均衡表は、漢字で命名されているとおり、日本を代表するテクニカル分析です。
一目で均衡が分かるということで命名されました。
MT4にもデフォルトでインジケーターが実装され、世界の多くのトレーダーも注目、使用されています。
開発者は、一目山人ですが、これは、ペンネームで、細田悟一というのが本名です。
若い頃から相場師だった
1898年に山口県で生まれ育ち、現在の東京新聞(都新聞)の株式や商品市場の担当記者として勤め、商況部長まで昇進しています。
新聞では、ありますが、当時は、現在の日経新聞のような役割をしており、細田悟一のコラムは、かなり信頼のおけるものでした。
相場に関わり始めたのは、なんと12歳の頃からと言われ、幼い頃から、相場と対峙してきています。
一目均衡表は生涯をかけた最高のテクニカル分析?
一目均衡表は、相場の極意を手に入れたいと私設の研究所を作り、7年の歳月と2000人余りの人手をかけて作った相場分析の集大成です。
手始めに、1935年に発表はされているのですが、作図方法は、内密にされていました。
この頃は、まだ他の国でもまともなテクニカルが開発されていませんので、そのスゴさを感じぜずには、いられません。
その後、相場分析の的確さが評判になり、1950年に3人のみに伝承し、10年間公表しないということで、多額の報酬を受取ったと言われています。
約20年後の、1969年に一目均衡表7部作が次々と出版され、一般人にも公表され、そのブームを引き起こし、現在に至ります。
1983年の85歳で生涯を閉じ、横浜にある墓地が存在しています。
一目均衡表の解釈は、実はかなり難しいのですが、次回、簡単に見方を解説していきます。