FXの「プライスアクション」とは?
プライスアクションとは、日本語に直訳すると、その名のとおり、「値動き」という意味になります。
ローソク足1本から注目していき、連続した数本からもトレードの判断をしていきます。
ローソク足のパターンで有名な「酒田五法」もこのプライスアクションの一つとも言えます。
移動平均線やボリンジャーバンドなどのインジケーターは、価格を特定の計算式にあてはめていき、チャート上に表示させますが、プライスアクションは、価格そのもの自体がチャート分析の主役となります。
今回は代表的なプライスアクションをご紹介します。
ピンバー
ピンバーはヒゲが長く実体がほぼないローソク足です。
サポートとレジスタンスがある価格帯では、反転する可能性が高いです。
引用元:FXブロードネット
スラストアップ・スラストダウン
直前のローソク足の高値・安値を上回って・下回って終値が確定されたローソク足です。
トレンドの途中で出ることが多くスラストを探していくことでトレンドを確認できることがあります。
引用元:FXブロードネット
ランウェイアップ・ランウェイダウン
価格帯の水準を切り上げて・切り下げて上昇・下降するローソク足群です。
ランウェイアップでは高値が過去5本のローソク足より高く、基準のローソク足の安値を次の5本のローソク足が下回らない状態を言います。
ランウェイダウンは、安値が過去5本のローソク足より低く、基準のローソク足の高値を次の5本のローソク足が上回らない状態を言います。
引用元:FXブロードネット
インサイド
インサイドは、基準のローソク足の高値と安値の間に連続するローソク足が収まるパターンです。
酒田五法では、「はらみ足」とほぼ同じです。
一時的に停滞を表しますが、基準のローソク足をブレイクしたら、その方向に仕掛けるというのが基本です。
引用元:FXブロードネット
アウトサイド
アウトサイドは、基準のローソク足の高値と安値が前のローソク足群を覆ってしまうパターンです。
酒田五法では、「包み足」とほぼ同じです。
一時的に停滞を表しますが、基準のローソク足をブレイクしたら、その方向に仕掛けるというのが基本です。
引用元:FXブロードネット
プライスアクションはどこの業者のチャートでも表示できる
業者によってはチャートに表示できないインジケーターはありますが、ローソク足が表示できないチャートはありません。
つまり、プライスアクションを極めれば、他のインジケーターなしにトレードすることも可能です。
ローソク足の1本1本は、トレーダーが売買した証とも言えます。
プライスアクションのみでトレードするプロトレーダーも多くいます。
分析手法の一つとして取り入れてみることに損はないでしょう。