レンジとトレンドの見分け方を簡単にご紹介
FXに限らず、相場というものは基本的に2つの場面しか存在しません。
それが、レンジ相場とトレンド相場です。
この2つの相場を明確に理解しておくことは、トレードをする上で非常に重要です。
しっかりと理解しておきましょう。
キモはローソク足と移動平均線
実は、レンジ相場もトレンド相場も、見分け自体はそれほど難しくはありません。
次のチャートを見てください。
前半が上昇トレンド、後半はレンジ相場です。
ちょっと相場をかじったことがあるならば、わかるチャートでしょう。
このように、感覚的にわかるものですが、やはり物差しは必要です。
その判断に、ローソク足と移動平均線を使います。
ローソク足
前半の上昇トレンドを見ると、ローソク足は陽線が明らかに多いのが見て取れます。
後半のレンジでは、陽線と陰線が入り混じっていることがわかるでしょう。
このようにどちらの足が多いのかということは、判断の目安になります。
移動平均線
短期の移動平均(赤)を中期の移動平均(黄)を表示させています。
トレンド状態では、きれいに平行に移動平均線が並びます。
一方レンジ相場では、2つの移動平均線が交差したり反転したりしているのがわかると思います。
他のインジケーターを利用しても可能
その他、今回はチャートがややこしくなるので表示させませんでしたが、ボリンジャーバンド等の他のインジケーターでもレンジとトレンドの判断はつきます。
ただし、一点注意しておくべきがあり、それは、見る時間足によって、レンジとトレンドは変化するということです。
短期足ではトレンドだけれども長期足ではレンジだったり、逆に短期足はレンジだけれども長期足ではトレンド中というケースは、ゴマンとあります。
自分がどの足を軸にしてマーケットを攻略していくのかを常に意識しておきましょう。