ダウ理論のエントリーポイントの見極め
前回、ダウ理論のトレンド発生と転換シグナルについて解説しました。
今回はその続きで、ダウ理論の考え方によるエントリーの見極めを前回のチャートを使って探っていきます。
知っておいて損はないダウ理論によるエントリーポイントの見極め
前回のチャートに矢印でエントリーポイントを印しています。
まず、上昇トレンドの発生に当たる、「高値1」からの「押し安値1」の後に、「直近高値1」を抜けた上向き矢印部分あたりが、買いのエントリーポイントになります。
次に、「高値2」からの「押し安値2」の後に、「直近高値2」を抜けた上向き矢印部分あたりが、第二のエントリーポイントになります。
売りの部分も見ていきましょう。
「最高値」を付けた後の「安値1」から「戻り高値1」が直近高値を超えていかなかったところがポイントです。
「戻り高値1」の後に「安値1」を抜けたので、黄色の転換シグナルとみなされます。
この部分で売りを入れてもOKですが、さらに有利なポイントでエントリー出来るように、「安値2」から「戻り高値2」に戻った下向き矢印部分あたりで売りを入れると良いでしょう。
青色のラインは、すぐそばにある赤色のラインとレジスタンスライン・サポートラインを共有しているゾーンに当たりますので、仕掛けるのには絶好のポイントになります。
すべての相場がこのようにうまくいくわけではありませんが、ダウ理論からでもエントリーポイントは十分に導き出せることがありますので、参考にしておくとよいでしょう。