ファンダメンタルズ分析は、基礎となる経財状況に基づき分析する手法です。
それに対して、テクニカル分析は、過去の価格や変動を参考にして将来の値動きを予測します。
これは、テクニカル分析が、過去の動きが将来の動きを決定する、
という前提にによる分析だからです。
つまり、為替の価値が一体いくらなのか、いくらが妥当なのかということに関心を持たず、
市場の動きのみに視点をあてて、
なぜ為替が変動しているのかを分析するのではなく、どのように為替が変動していくかを、
ひたすら分析し将来を予測するものです。
テクニカル分析は、各通貨の価格には市場をとりまく全ての情報が織り込まれているため、
値動きを調べるだけで、必要な情報に基づく投資判断が下せるということが分かり、
そして、歴史は繰り返すという前提に基づいています。
過去の動きから、自然災害や企業倒産などの突発的な動きを予測することは出来ませんが、
有効な分析手段の一つと言えます。