FXの自動売買「リピート系」とは?
FXの自動売買には、FX業者が提供する自動売買というのが存在します。
その中で、ロジックもわかりやすく、初心者向けのシステムが「リピート系」と呼ばれるものです。
口座を開けば、簡単な設定で自動売買の運用が出来るため、人気があるシステムです。
また、裁量トレードとは別に運用しているという中堅トレーダーも多いです。
リピート系自動売買システムとは?
ある値幅の中で売買を繰り返して行うシステムのことを言います。
値幅を決めて、その中で売買を繰り返すので、その値幅に収まっている時は、無類の強さを発揮します。
いわゆるレンジ相場での取引ということです。
上図のチャートでは、赤い平行線のレンジ内で価格が推移しています。
この中で、買いと売りを細かく売買して、利益をあげていくイメージです。
リピート系自動売買システムでの注意点
リピート系システムでは、想定値幅をあらかじめ決めておいて、トレードを数多く重ねることで、利益を上げていきます。
逆に言うと、値幅を超えてしまうようなトレンドが出てしまった場合に大きな損失を被る可能性があります。
ですので、放ったらかしのままの運用は出来ません。
適切な時にストップをかけるべきです。
また、ストップをかけても、含み損がそのまま残り続けることも想定されますので注意が必要です。
このようなシステムの弱点を無くすために、「トレンド追随型のシステム」というものもあります。
これは、トレンドが出た方向へ仕掛けては決済、仕掛けては決済を繰り返していくシステムです。
一見これも最強のシステムのように見えますが、弱点はあります。
トレンドが終わった時は、高値づかみ・安値づかみをしやすいということです。
利益をコツコツと積み上げていき、連勝しやすいトレードですので、勝率も高いですが、100%勝てるシステムというのは存在しませんので、調子に乗らないようにしておきたいところです。
想定外の事態が起こった時には、甚大な損失を出してしまいますので、注意しておきましょう。