FXの自動売買「開発系」とは?
自動売買の運用に慣れてくると、業者のストラテジーでは自分の納得のいく運用が出来ないと感じることも出てきます。
また、自身が行っている裁量でのトレードを、自動売買化したいということもあるでしょう。
自分のやりたいトレードの方向性を反映させるという点で、「開発系」の自動売買は、最終手段となってきます。
開発系自動売買とは?
開発系の自動売買は、業者が提供しているようなものではなく、自ら発案した売買ロジックをプログラム化して運用する方法です。
自分の思うようなシステムが組めるという点では、ストレスは少ないでしょう。
ただし、開発系は、売買ロジック+プログラミングの知識、が必要ですから、完成するまでに時間も相当かかります。
イチからプログラムを作成するのは、個人での学習には多くの時間が必要ですので、MT4などのソフトウエアをベースとした自動売買システムを使用する方法が主流です。
自分で作成出来なくても、有料で販売されているものが数多くあり、バックテストなどを見ても、魅力的な成績のものが並び、簡単にプロ並みの運用が出来てしまいます。
また、MT4を提供している業者であれば、ほぼどこの業者でも運用できる汎用性もあります。
開発系自動売買システムでの注意点
有料のシステムの中には、かなり成績がよいものもありますが、それがこれからの相場に適しているかどうかはわかりません。
ロジックを公開していないことも多く、成績につられて購入したものの、ブラックボックのまま運用する危険性もはらんでいます。
中には、まともなものもありますが、とても運用には向かないようなシステムが公然と販売されているのは昔から変わりありません。
自動売買は楽に儲かるというイメージが有り、それに付け込む悪徳業者も少なからず存在しているということです。
目利きは難しいですので、初めから高額なシステムを購入するのは、やめておいたほうがいいでしょう。