FXをギャンブルと勘違いしている人に|それぞれの違いを教えます/FX・為替取引
世の中には、様々な投資がありますが、FXはギャンブル性が高いというイメージが先行しています。
これは、昔、国内業者でも、何百倍もの高いレバレッジをかけてトレードが出来て、その資金を何百倍、何千倍にまで殖やしたトレーダーが続出し、人気も一時的に盛り上がりました。
しかし、長くは続かず、勝ち続けることが出来ずに一気に減らすというようなことがあったためです。
リスクを考慮せずに取引を続け、急な為替変動で大損して口座がマイナスになってしまうケースもありました。
少額で大きな額の取引ができて、短期間でも殖やせる可能性があるために、借金をしてまでFXに手を出す主婦やサラリーマンが多く出たのでニュースにもなりました。
そのような報道もあったことから、ギャンブルだと言われてきたのです。
そもそもですが、株式も基本的な仕組みはFXと変わりありませんから、ギャンブルと言われてもいいのに、なぜか株式はそのようなことは言われません。
これは、株式がレバレッジが3倍までと規制されているので、資金がFXよりある程度ないと参入出来ない、少額から大きな金額が稼げないという理由からでしょう。
ギャンブルとFXの違い
では、ギャンブルとFXなどの投資では、何が違うのでしょうか?
ギャンブルと呼ばれるパチンコや宝くじは、マシンがランダムに勝ち負けを決定します。
プロと呼ばれるパチプロも存在しますが、運要素が基本的に強いのがギャンブルです。
競馬では騎手と馬、麻雀では配牌や引き牌が、同じように勝ち負けを決定付ける大きな要因です。
これに対して、相場と呼ばれるものは、完全に人の手でレートが決まっていきます。
マーケットは、投資家の心理状況が反映されてきます。
つまり、ランダムな動きの中でも分析すれば勝ちの可能性が上がるということです。
ギャンブルにならないために
では、ギャンブルにならないためにはどうすればよいのでしょうか?
取引のルールを明確化しておかないと、感情に任せた判断になりやすくなり、損失を拡大させやすくなります。
「レートが○○pips逆行したら、いったん手仕舞いする」
「レートが○○pips思惑方向へ伸びたら決済する」
「資金の何パーセントの損失が出たら、自分でロスカットする」
「レバレッジを○倍以上にしない」
などと、事前に明確にしておきます。
また、ロスカットが必要な場面に遭遇したら冷静に判断できるメンタルも必要です。
FXをギャンブルだと思っている人は、それをやったことがないか、やってもすぐにやめてしまった人だったりします。
結局、FXに限らず、パチンコにしろ、競馬にしろ麻雀にしろ、それをギャンブルと捉えるか投資と捉えるのか、娯楽として捉えるのかは人によって、やり方によって変わります。
スキルを磨いて資金管理を怠らずにメンタルコントロールも常に意識していれば資産は殖えていくものです。
逆に言えば、よほど、ハイリスクなトレードをしなければゼロになる可能性も少ないとも言えます。
お金を投じて殖えるか減るだけ考えればギャンブルとも言えますが、ギャンブルとしか考えていなければ結局ギャンブルのまま終わってしまいます。
投資と考えられるようにきちんとした知識と方法を用いて、稼げるトレーダーになっていきましょう。