インジケーターとの付き合い方
FXでテクニカル分析をする時には、インジケーターを使用します。
基本的なローソク足を始め、移動平均線、ボリンジャーバンド、MACD、RSIストキャスティクスなどなど、
メジャーなテクニカルからマイナーなテクニカルまで、どのFX業者を使っても、多くのインジケーターをチャート上に簡単に表示できます。
また、その使い方も、一つのテクニカル分析だけで分厚い本が販売されていたりします。
どれから学び、どれを使用し、どのように使っていくのか、と頭を悩ませることでしょう。
では、多くのインジケーターをトレードに活かすには、どうすればいいのでしょうか?
インジケーターは魔法のツールではない
確かに、テクニカルのインジケーターを表示させると、視覚的に値動きの方向や売買の強弱というものが捉えやすくなります。
ですが、これらのインジケーターどおりに売買すればトレードで必ず勝てる、というものではありません。
あくまでインジケーターは、トレード分析の補助としての位置づけが適当です。
また、誤解されやすいのが、表示させるインジケーターが多いほどよい、と考えている傾向があります。
利用するインジケーターが多くなれば入手する情報は増えますが、あるテクニカルでは買い、他のテクニカルでは売り、というように矛盾するようなケースも出てきます。
では、複数のインジケーターのサインが一致した時にトレードすれば精度が上がるのでは?
とも思いがちですが、多くのインジケーターが指し示した時というのは、エントリーポイントとしては、遅すぎたり、また、かなりケースとしてはレアケースにだったりして、優位性がないことも多いです。
たくさんのインジケーターを表示させると、カッコイイトレーダー風には見えますが、それが、勝ちにつながるかどうかは全くの別問題です。
私もテクニカルをいくつか表示させてはいますが、多くても3種類ぐらいまでです。
シンプル・イズ・ベストで、多くのテクニカルを学習するのはいいですが、実際に使用するのは、抑えたほうが賢明です。
世にあるテクニカルを使えるようになれれば勝てるようになる、というのは、妄想に過ぎませんので、それだけは注意しておきましょう。