FXの初心者と中級者との差は大きいのか?
何事も、初めたばかりの人とベテランとでは、それなりの差が出てくるものです。
それは数や精度、美しさなど、どの分野においても言えることでしょう。
FXも初心者より中級者の方が知識もあり、有利であることに間違いはありません。
ところが、成績に関して言うと、あっという間に中級者を追い越していくことが多々見られます。
それはなぜなのでしょうか?
理解は中級者の方が圧倒的に早い
以前に個人レッスンを開催したときのことでした。
その中には、中級者と見られる方がいて、トレード手法やロジックの説明を聞くと、あっという間に理解されて、トレードの練習をすぐに行っていました。
おそらく進捗状況は一番早かったと記憶しています。
ところが、実践を開始しても思うように成績が上がってきませんでした。
その方のトレードの様子を聞くと、
「エントリーチャンスでエントリーしていない」
「私が教えていないポイントでのエントリーをしている」
ということが発覚しました。
そのことを指摘すると、
「経験上この相場状況では勝てない気がしたので見送った」
「他のインジケーターではエントリーのシグナルが出ていた」
ということを話していました。
このように、予備知識や今までの経験があると、返ってそれが邪魔をしてルール外のエントリーや決済をしがちになります。
それが結果に結びつけばいいのですが、そういうわけでもなかったりします。
初心者は素直にトレード出来る
一方、初心者や初級者の方は、最初はわからないこともあり、つまづきますが、いざ、実践のトレードとなると、全体的にうまくいくことが多いです。
初心者は、過去の経験もほとんどなく、複雑なテクニカルの知識もありません。
素直にルールどおりにトレードすることに集中します。
その結果、利益が自ずと残っていくというわけです。
私のトレードのロジックは複雑なものもありますが、シンプルさを売りにしているものもあります。
中級者から見ると、物足りなさを感じるかも知れません。
ですが、FXは利益を出す・稼ぐためにやる投資であり、難しい論理や知識をこねくり回してトレードするためのものでもありません。
どんなに立派なロジックでも勝てなければ意味がありません。
もし、成績が今ひとつ伸び悩んでいるようならば、まずはシンプルに考え、純粋にトレードと向き合ってみることをオススメします。