心に留めておくべき相場の格言
「手持ちの資金の内、どれくらいを投資に充てるべきか」という問題は、これだという正解はありません。
損失を出しても3か月間~1年間ぐいらは生活できる環境を整えておくとというのが一般的です。
ただ、私個人が思うには、1回1回のトレードでメンタルがブレない金額であればいくらでも構わないと思っています。
しかし、1つだけ守ってもらうべきことがあります。
それは、生活費や絶対に失うわけにはいかないお金をFXに回さないことです。
もちろん、借金をしてFXをやるのもいただけません。
命金には手を出すな
相場の格言で、「命金には手を出すな」という格言があります。
これは、生活に必要な大事なお金を投資に回すと失敗してはいけないという気持ちが強くなり、冷静な判断が出来なくなってしまうということです。
何度も言いますが、FXで勝っていくには、メンタルコントロールが重要です。
勝てば調子に乗り、負ければムキになって取り戻そうとして、一つ一つのトレードに感情が入り込み過ぎて資金を簡単に失っていきます。
このようにならないために、短期間で見るのではなく、長期間の合計を考えて淡々とトレードするということが大切です。
これから投資するトレードが明日の生活費だったら、平常心でトレードが出来るでしょうか?
FXは勝率100%という手法は存在しませんから、損切りが必要になりますが、このような時に損切りをキッチリと遂行出来るでしょうか?
多分、どうしても勝ちたいということから、損切ることが出来なくなるかと思います。
生活費や借金でのトレードは、絶対に負けられないという気持ちが強くなり過ぎて、損切りにためらいが出ます。
損切りしたとしても、すぐに取り返したい一心で焦りが生まれ、冷静なトレードは出来なくなることでしょう。
勝っているときは気分が良くても、損失が出てくると冷静でいられなくなるものです。
今までコツコツと貯めてきた利益をいっぺんに吐き出し、さらにマイナスにしてしまうという話は、本当によいくある話です。
FXは余剰資金で行うということは徹底しておきましょう。