過去の栄光に溺れるな

人間は都合のいい生き物です。

貸したお金は忘れないが、借りたお金は忘れてしまいます。

もちろん、激しい貸し借りは絶対に覚えているものですが、

借りた時の心の痛みは、いつの間にかずいぶんとなくなっているものです。

 

パチンコでは、連チャン大連勝した記憶が残り、

あっという間に千円札が吸い込まれていった嫌な過去は全く残っていません。

 

また、競馬でも大穴を当てたレースは鮮明に覚えていますが、

スッカラカンで家路につき、その日の夕食がひもじかった記憶は、

どっかに追いやられています。

 

人間ってどんだけ嫌な過去を忘れ去っている生き物なんでしょうか。

まあ、確かにイチイチ覚えていては、精神的にまいってしまいますよね。

 

行動や信念の正しさを裏付けるようないいことが起こった時は、

自分の能力と考えがちなんですが、

 

うまく物事が運ばない時は、誤りを認めないで、不快な出来事の原因を、

自分の考えや行動とは切り離し、運などのせいにする傾向があります。

 

これでは、投資で言えば、前進はしません。

逆に言えば、失敗の積み重ねが成功への第一歩になるのです。

 

そういう意味では、やはり、トレード日記はつけるべきものと考えています。

その日の成績つけるだけでも、何かが見えてきたりするものです。

 

ちょうどいい時期なんで、この1年間のトレード、振り返ってみるのもとてもいいことです。