勝ちトレーダーと負けトレーダーの割合
トレードは、勝つか負けるかの2つしかありません。
ある意味残酷な世界なのですが、
勝っているトレーダーの比率はどのくらいなのでしょうか?
これは、FX業者が公表しているわけではないのですが、
私の肌感覚として、勝ち1割、負け9割、と言ったところです。
ウワサでもよく聞かれる比率です。
たった10%?と思うかもしれませんが、
実は短期間で勝つことは難しくはありません。
その場合、この割合は跳ね上がり、勝ちトレーダーは50%ほどいることもあるでしょう。
この10%という数字は、トータルで勝ち続けるという意味です。
1年、数年、10年ともなると、その数字は当然ながら低くなり、
これくらいの数字に落ち着くでしょう。
専業トレーダーと呼ばれる人は、おそらく数%という数字になってくると思われます。
私は兼業トレーダーですが、もし専業トレーダーともなると、
相当プレッシャーがかかり、いつものトレードはできなくなるかもしれません。
それは、スキルやテクニックがあっても、
トレードによる心理状況の変化でそれが活かせなくなるのです。
機械的にトレードをしていくことができれば自ずと結果が出てきますが、
やはりこれが非常に難しいのです。
それほど、マーケットでの心理、ポジションを持った時の心理、
含み益、含み損を持った時の心理というのは、通常の心理度合いと異なります。
例えば、1000円拾い損ねたのと、1000円落としたという、同じ1000円の価値を考えた場合に、
落とした方の気持ちの方が強く残らないでしょうか?
損失の痛みというのは、儲けが出た時の2倍にも匹敵すると言われています。
この損失から逃れるために、損切りを嫌い、
含み損が出ても損切りをしないという行為が出てしまいます。
トレードで勝てるようになるためには、
勝つことを重視するよりも、負けの金額を抑えることが、一番手っ取り早い方法です。
負けを抑えないと、勝った時の何倍ものお金を失いかねません。
トレーダーとして成功したいのならば、その困難さを乗り越えていく覚悟は持ちましょう。