移動平均線を開発した「J・E・グランビル」とは?
テクニカル指標のうち、最も有名なものは何か?
と聞かれれば、おそらく、多数を占めるのが、「移動平均線」ではないでしょうか?
テクニカル分析をしないトレーダーも、その存在を知っている超有名な指標と言えるでしょう。
移動平均線の基礎は200日だった?
1960年代にアメリカのチャーティスト・証券アナリストである「J・E・グランビル」が、統計学の移動平均法を株式に応用して、生み出されたと言われています。
移動平均線とは、一言で言ってしまえば、一定期間の平均をグラフ化したものです。
今では当たり前の分析法ですが、当時「J・E・グランビル」は、様々な検証を重ねた結果、200日の移動平均線が一番信頼できると結論づけました。
現在でも、長期の移動平均線を使用する時のパラメーターは「200」を使用するトレーダーも非常に多いです。
その200日移動平均線の傾きによって、株価が上昇トレンドにあるのか?下落トレンドにあるのか?
を考え、共に考案した有名なもう一つの法則が「グランビルの法則」です。
グランビルの法則とは?
グランビルの法則とは、200日移動平均線もとに、買い時、売り時を見極めていく8つの基本の法則のことです。
しばらく移動平均線の近くにいると離れていき、移動平均線から大きく離れていると移動平均線に戻ってくる、
という習性から導き出された概念です。
8つの基本の法則で、注目すべき点は2つあります。
①移動平均線の方向で横ばいなのか、上向きなのか、下向きなのか、を判断する
②移動平均線から上側に離れた時を買われ過ぎ、下側に離れた時を売られ過ぎとして、相場の過熱感を判断する
引用元:外為オンラインより
万能なものではないにしろ、他のテクニカルと組み合わせたり、長期的なトレードを行うなら、有用でしょう。