エリオット波動を提唱した「ラルフ・ネルソン・エリオット」とは?

エリオット波動を提唱した「ラルフ・ネルソン・エリオット」とは?

エリオット波動理論はアメリカの経済哲学者であるラルフ・ネルソン・エリオットが確立した理論です。

相場にはパターンが有り、一定のサイクルを繰り返しながら推移していくという独自の理論です。

エリオット波動理論は、今も多くのトレーダーがマーケットの方向性を予測するのに利用されています。

 

元々は投資家と縁のない会計士だった

 

ラルフ・ネルソン・エリオットは、1871年~1948年の生涯でしたが、始めは会計士でした。

病気で倒れて仕事が続けられなくなったことを機に、投資家への道を歩むことになります。

チャールズ・ダウから少し遅れて株式のアナリストとして活躍をしたのですが、エリオット波動理論自体は、実は、死後の60年代になってから評価された理論です。

エリオットの死後に二人の識者がその理論を著書として残し、理論の普及の活動を広めていきました。

 

エリオット波動理論は、マーケット上にしか現れない特別なものではなく、自然界に存在する多くの現象と同じような性質を持っていると論じていました。

数年どころか、100年単位、1000年単位という壮大な周期までその現象を当てはめたものです。

自然界の秩序と人間の行動心理をパターン認識したものとして、今もなお、人気のテクニカル分析の一つとして挙げられます。

 

相場のサイクルは上昇5波+下降3波で動くという理論

 

エリオット波動理論は、「マーケットにはリズムがあり、5つの上昇の波と3つの下降の波の合計8つの波で1つのサイクルが構成されている」という考え方に基づいています。

 

引用元:外為オンラインより

 

マーケットの変動は、ランダムに見えて、一定のリズムで推移していくという考えです。

チャートを地図のように捉えることが出来て、このパターンに慣れておけば、チャートの動きも読み取りやすくなります。

過去チャートなども参考にして学習、分析してみるのもよいでしょう。


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