得意な相場と苦手な相場を意識する
トレードをしていて、「今日は調子が悪い」、「昨日は調子が良かった」
と感じることはよくあるかと思います。
この「調子が良い・悪い」というのは、「なぜそう感じたのか?」ということが大事だったりします。
というのは、
「相場状況がマッチしたからなのか?」
「エントリーがポイントが良かったからなのか?」
「決済が絶妙なタイミングだったのか?」
などということで変わってくるからです。
それぞれについて解説すると長くなるので、今回は「得意相場・不得意相場について意識をする」ということについて、解説していきたいと思います。
トレード手法に万能手法は存在しない
トレード手法には万能手法というものが存在しません。
全ての相場で利益が取れれば文句はないのですが、そう都合の良いことはないのです。
トレンドフォロー手法ではレンジが苦手相場になりますし、レンジの行ったり来たりの相場が得意なら、トレンドが出ている時は、利益の取りにくい「待ち」の時期になります。
「待ち」のタイミングでは、そもそもトレードしない方が良いということは、誰しもわかることでしょう。
トレードに目覚めて、トレードを熱心に取り組んで、セミナーに通ったり、教材を買ったり、本格的な勉強を始めると、トレードをすることはとても楽しい作業になります。
何でもハマりたてというのは、一番情熱もありますが、その反面、空回りしやすい時期でもあります。
自分の許容範囲で、損失覚悟でトレードするのも悪くはありませんが、トレードの目的は利益を上げることです。
不得意相場であれば、利益はおろか、損失を出してしまう可能性が高いのですから、ストレスも溜まります。
不得意相場で熱くならないためにやっておくこと
トレードで長く稼ぎ続けるためには、検証作業が絶対必要になります。
ですので、トレードをしても思うような結果が期待できない時には、利益獲得から頭を切り替え、ロジックの研究や検証に集中することがオススメです。
「検証はどうやったらいいのですか?」
という質問もたまに受けますが、まずは、堅苦しく思わずにチャートを見ながらルールに従って、
「ここは、いくらくらい取れているな」
「こっちは損失になってしまったな」
と、勝率、利益率をつけるだけでもいいと思います。
それを過去のチャート、今のチャートと繰り返し行っていき、結果によって実トレードするべきかを見極めていきます。
このように、検証では、トレードしたいという欲求もある程度抑えられることと同時に、大きな学びも得られます。
無駄なトレードを避けることで、勝率も利益額も確実に伸びていきますし、最終的に安定した利益を得られるようになります。
しっかりと相場を見ながら、検証する時期、トレードする時期を分けていき、得意相場だけで戦うようにしてみましょう。