スキャルピングはトレードとして最適なのか?
トレードの時間軸的なスタイルには、「スキャルピング・デイトレード・スイングトレード」、と3種類に大きく分けられます。
どれが正しいということはありませんが、ハイレバレッジでスキャルピングでサクッと稼ぐというスタイルももちろんありだとは思います。
しかし、トレード初心者や初級者は、やはり、スイングトレードかデイトレードを私はオススメします。
スキャルピングで稼ぐためには条件が必要
スキャルピングトレードでの問題点の一つにスプレッドがあります。
数秒から数分間でのトレードですから、かなり短い時間でトレードを終了させます。
この時に、数pipsしか取らないことを繰り返していくと、収益の中の手数料率が非常に高くなってきます。
例として、勝率が70%で1回の勝ちpipsが3pips・負けも3pips、スプレッドが0.5pipで10回トレードしたとします。
この時の成績は、
勝ち:10✕70%✕3pips=21pips
負け:10✕30%✕3pips=9pips
スプレッド:10✕0.5pips=5pips
となります。
最終的な収益は、21pips-9pips-5pips=7pipsとなります。
スプレッドがゼロであれば+12pipsであることを考えると、スプレッドの比率が40%以上あることとなるので、業者のためにトレードをしている感覚になります。
もちろん負けよりも勝ちが良いので、これでもいいとは思いますが、ボラティリティーが狭い相場ですとスキャルピングは機能しません。
ですので、平均勝ちのトレードを大きくする方が合理的であると言えます。
何しろスキャルピングは、判断や操作スピードが速くないと話になりません。
短いトレードで魅力はあるかも知れませんが、十分にトレードに慣れてから行うようにして、まずはスイングトレードやデイトレードで腕を磨くようにしましょう。