【FX】ユーロ円の特徴とおすすめのトレード時間とは?
ユーロは米ドルの次に基軸となる通貨で世界で取引量も多い通貨です。
EU諸国の経済は縮小ぎみにありながらも、米ドルからの資金流入が期待でき、安定性は高く、日本人にとって馴染みやすい通貨でもあります。
値動きが結構ありますが、国内業者でのスプレッドは低いケースが多く、米ドル円の動きが期待できない時は、ユーロ円でのトレードをやるのもいいでしょう。
ユーロ円は、米ドル円と似たような動きをすることがありますが、合成通貨であります。
実はユーロ円は実際の為替市場、インターバンク間において直接取引されることはあまりありません。
基本的に取引されるのは基軸通貨である米ドルを介し、ユーロ円であれば、ユーロドル、ドル円を経由して取引されています。
米ドル円とユーロドルを掛け合わしたもので、逆に言うとこの相関関係から予測がつきやすいとも言えます。
相場の前半はドル円に影響を受けやすく、相場の後半は、ユーロドルの影響を受けやすくなります。
ただ、値動きも激しく、一方向にトレンドが継続する時もあり、ドル円と同じ感覚でトレードをしていると損が膨らむ可能性があります。
具体的には順張りの中で押し目を狙ったトレードが良いと思います。
米ドルが弱い時に上昇の可能性があるものの、その影響は受けやすく、EUは同盟国が複数あるので、個々の国々の経済状況を見るとバラバラで状況を判断しづらい時もあります。
昨今は、反グローバリズム、反移民等の流れとなっており、時々テロも発生するなど、EU体制に影を落とす出来事が起こるたび、よく売られます。
イギリスのEU離脱関係は記憶に新しいところです。
また、EU経済の弱体化によるリスクは、常にはらんではいます。
ユーロは東京時間ではあまり動きませんが、ロンドン市場の16時ころから活発に動くので、米ドル円が動く前にトレードをするならば、ユーロ円はオススメです。
上記でも述べたとおり、スプレッド幅も狭いので、初心者の人もドル円のトレードに慣れてきたら、ユーロ円に挑戦してみると良いと思います。