そんなのアリ?パワハラする上司ほど「出世」してしまうワケ
上司のパワハラ言動に悩まされる人は多いことでしょう。
パワハラ上司を見るたびに、「なぜこの人はえらくなれたのだろうか?」
と疑問が頭がよぎりますよね。
パワハラ上司の多くはナルシストが多く、
自分が他人より優れていると誇張したがる傾向にあります。
他人は自分に従うべきと勝手に思い込んでいるのです。
反抗的な部下や自分よりも優秀な部下などを萎縮させ、コントロール下に置こうとします。
本人がいないところでは、「あんな部下の面倒をみるのは困る」と演出をします。
「逆らったら、こうなる」ということを見せしめます。
このようにして振る舞いながら、自分中心の体制を作っていきます。
さらに、反抗的な部下のことを誇張して、「自分には手に負えない」などと言い、
同情してもらえるように自分の上司に伝えます。
そうやって、職場の問題も、都合のいいように加工して報告をし、
管理職としてのマネジメント力が足りないとは、決して認めません。
常に自分は正しいと考え、どこまでが事実で、どこからが作り話であるのか、
わからなくなってしまうのです。
この自覚症状のなさも大きな問題です。
そもそも、人はポジティブな情報よりネガティブな情報に意識がいきやすいことがわかっています。
ですので、さらにネガティブな情報を拡大視して、悪いスパイラルが出来上がってしまいます。
タチが悪いことに、こういう上司はオレオレ系です。
競争心が強く、バリバリと仕事をし、出世していくパワハラ上司は、
基本的に、人の話をあまり聞かず、尊敬されたい、という欲求があるため、
話す機会が与えられると、どうしても話が長くなり、自慢話ばかりします。
もう救いようがありません。
その上の上司や役員等も正しく把握しようと思わず、
いかに自分中心の体制を守るかを最優先に考えています。
ですのでパワハラ上司の言い分をそのまま受け入れます。
つまり、そのような会社は、腐敗した、組織ということです。