いま注目されている「ESG投資」とは?
ESG投資という言葉は聞いたことがあるけれども、その内容はよくわからない、という声をよく聞きます。
流行りのSDGsの親戚と思う人もいるかも知れませんが、これとは異なります。
今回は、簡単にESG投資について解説しておきたいと思います。
ESG投資とは?
ESG投資とは、「Environment(環境)」「Social(社会)」「Governance(企業統治)」に配慮している企業を重視・選択して行う投資のことです。
よく間違われるSDGsは、持続的な開発目標のことです。
ESGは政府・企業・個人での対象となるSDGsと違い、投資家や企業向けということになります。
平たく言うと、SDGsという目標を達成する手段がESG投資に当たる、といったところでしょうか。
引用元:大和証券
Environment(環境)
CO2(二酸化炭素)排出量の削減や再生可能エネルギーの利用、製造工程での廃棄物の削減がこれに当たります。
Social(社会)
ダイバーシティ(多様性)や地域社会の貢献がこれに当たります。
Governance(企業統治)
積極的な情報開示や社外取締役制度の導入などがこれに当たります。
拡大傾向にあるESG投資
欧米の公的年金基金もESG投資に注目して、その資産残高は年々増加しています。
その投資額は100兆米ドルを超えていて、世界の投資額の1/4をも占めるとも言われています。
日本のGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)も数兆円単位で増やしていく予定です。
注目度は非常に高いので、長期投資に向いていると言えるでしょう。
日常生活の見る目も変わってきます。
まさに一石二鳥とも言える投資です。