ローソク足とは言わずと知れたテクニカル分析の基礎中の基礎です。
日本人が開発したテクニカルで、欧米では使用してないトレーダーも結構います。
ローソク足は値動きを正確に表し、相場の強弱を推し量るのに非常に優れたて表記法です。
始値から終値に向かって値段が1本調子で上がり(下がり)、しかも始値と終値の値幅が広いと、
長い陽線(陰線)を形成します。
これは、買い上げよう(売り下げよう)とする市場エネルギーを非常に強く感じるところですが、
この長い陽線(陰線)が出る前の値動きによって今後の予測が変わってきます。
まず、為替が横ばいの状態で出来た長い陽線(陰線)と、
為替がどんどん下がっていった(上がっていった)時に出た長い陽線(陰線)
の場合は、素直に買い(売り)のサインとみなします。
これは、今まで流れが抑えこまれていたり、本来の動きとは逆の流れをしていた際に、
その反発で大幅な値動きになります。
また、為替が右肩上がり(下がり)で上がっていた(下がっていった)時に出た長い陽線(陰線)の場合は、
売り(買い)のサインとなります。
これは、今まで上がってきた(下がってきた)流れが変わろうとしている時に、
上がってきた(下がってきた)勢いを全て出しきった状態と捉えます。
その後は上がる(下がる)勢いがなくなるために徐々に下落(上昇)すると推測されます。