2. トレンドには3種類ある
ダウの定義によれば、為替変動は連続する高値・安値が、
それぞれ前の高値・安値より上に位置する限り上昇トレンドが存在します。
すなわち、上昇トレンドとは、山と谷の形成が連続して上向きパターンをたどることです。
反対に下降トレンドは、山と谷の形成が連続的に下降するパターンを指します。
ダウは為替変動を3種類のトレンドに分類しました。
これらのトレンドは砂浜に打ち寄せる波にたとえられています。
まず、1番大きな潮流の干満にあたる「長期トレンド」
次に、潮が砂浜の最高到達点に達した時、満潮を示し、何度も寄せては引く波が「訂正中勢トレンド」
最後に静かな海面のさざ波を「短期変動」
と呼びます。
ダウはこれらの3種類のうち、長期トレンドが強気相場・弱気相場の方向性を最もよく表すとともに、
景気循環を予測するのに最も重要であると位置づけました。
この波動は通常1年から数年間継続する長期のトレンドを形成します。
訂正中勢トレンドは、長期トレンドの調整局面とみなされ、
長期トレンドに対して逆行的変動を示し、通常3週間から3ヶ月間継続します。
また、調整は通常33%~50%ですが、66%に及ぶこともあります。
短期変動は訂正中勢トレンドの短期的な修正と見られ、
通常は3週間、わずか数時間の場合もあり、方向性がなく、景気の予測をすることは出来ないという考え方です。
下図はドル円月足チャートです。
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