【FX】ポジションを持ったまま翌日に持ち越すのは危険?アリ?その判断基準とは
「ポジションを持ったはいいけれど、明日の仕事のためにそろそろ寝なくては・・・」という経験はないでしょうか?
その時に含み益ならば決済でもいいですが、含み損の場合は、次の日まで持ち越してプラスになるのを願う、
なんてこともあるかもしれません。
では、ポジションの持ち越しというのは、やってもいいものなのでしょうか?
デイトレードを主軸にしているならば、やってはいけません。
損切り決済をしておくか、決済をあらかじめオーダーしておきましょう。
放っておいてプラスに転じることもありますが、デイトレードでは6~7時間ものポジションを持つことはほとんどありません。
通常のトレード時間幅と異なるのに、都合のよい解釈をして、放っておくのは無謀と言うしかありません。
そもそもトレードシナリオに沿ってトレードするだけですので、決済という出口戦略はすでに織り込み済みのはずです。
チャートを見ていなければ気がすまないのなら、含み損でも即決済、またはOCO決済にしておくべきでしょう。
淡い期待を抱いていれば、いつか大きな損失を招き入れてしまいますので、しっかりと決済に対する意識をもっておきましょう。
ただし、それほど神経質にならなくてもいいケースもあります。
それが、スイングトレードを主軸としている場合です。
この場合は、5~6時間持つことはよくありますので、そのままポジションを保有し続けてもいいでしょう。
念の為、OCO決済のオーダーはかけておきます。
また、気をつけたいのは、週末のポジションの持ち越しです。
FXでは平日は24時間の取引が可能ですが、土日は世界的な商習慣として休みとなっています。チャートが動いていないため、取引をすることもできません。
つまり、土日に何かが起きた時に対処することができないということです。
世界のどこかで大きな事故、自然災害、テロ、などが起きて為替レートに大きな影響を与えることだってあります。
この時に、為替市場が一気に動くような事件が起きたとしても、損切りをすることすらできません。
私の記憶では、ポンド円が週末から2円以上窓を空けて下落からスタートしたこともありました。
もし、ポジションを持ち越していたらと思うと、、、ゾッとします。
あなたのトレードが、翌週に持ち越すことが多ければ、金曜日の夜のトレードはトレードはやらない、というルール作りも必要かもしれません。
持ち越しをするということは、土日にこのようなことが起こった時に、大きな損失を被ってしまう可能性があるということを認識しておく必要があります。