1日10pipsと1日50pipsを狙うのはどちらがトレードで有利か?
FXを始めると、とにかく稼ぎたいと思い、大きな利益を取れることを妄想しがちです。
1日の獲得pipsは、取れるだけ取りたいと考えたくなるのも無理はないでしょう。
では、身近なところに目標pipsを置くのと、理想のところに目標pipsを置くのと、どちらがよいのか解説をしておきたいと思います。
値動きのある通貨ペアかそうでないかを考える
1日10pips狙いと1日50pips狙いなら、普通に考えれば、1日50pipsの方がいいに決まっています。
ですが、現実的な動きを考えた時に、50pips狙いは目標倒れになることが予想されます。
私は、このブログで、米ドル円の解説をしていますが、1日の値幅をほぼ毎日記載しています。
よく見てみると、わかると思うのですが、50pips以上あることはかなり少ないです。
つまり、目標としているpipsと現実に動いている値動きには乖離があるということです。
これでは、無謀と言える値幅だということがわかると思います。
ですので、まずは、あなたが狙う通貨ペアの値幅が、適切かどうかということを吟味しなければなりません。
大きく動きやすい通貨ペアは、ユーロ円やポンド円ですから、これらの通貨ペアなら狙うのも多少わかります。
一気に取ろうとしなければ1日50pipsは可能
値幅がそれほどなくても、1日50pips取ることは可能です。
それは、25pipsを2回、または10pipsを5回取れば50pipsになるからです。
このように分割して取るようにすれば、1日の値幅が30pipsぐらいでも理論上は可能です。
ただし、これもあくまで机上の計算だけで、実際にエントリー&決済をするポイントを探すとなると、一苦労することもあります。
優位性のない箇所でのエントリーは、勝つどころか負けて資金を減らす原因になります。
ですので、1日10pipsぐらい、と欲張らずにトレードに臨むことがよいかと思われます。
もちろん、値動きが大きい時は、積極的に大きなpips目標でもいいでしょう。
要は、決め打ちするのではなく、相場の流れを見ながら柔軟に変えていけるトレードが出来れば理想です。
相場は生き物であることを、意識しておくことがFXトレードでは必要です。