ストップロス注文のバランス「損切り～利幅」
FXで利益を上げていくためには、損切りは必須のテクニックです。
上手いトレーダーほど徹底的に損切りを実行しています。
なぜなら、一回のトレードで大きく勝つのではなく、トータルで損を出来るだけ抑えて利益を積み上げていくという考え方が必要だからです。
今回はストップロス単体のみで考えるのではなく、利益確定とのバランスをどう考えていくかということを主にして解説していきたいと思います。
トータルプラスになる比率
損切りと利確が1：1ならば、勝率50％でプラマイゼロになります。
例えば、損切り10pips・利確も10pips、損切り20pips・利確も20pipsというような感じです。
では、他のケースも考えてみましょう。
| 損切り | 利確 | 勝率 |
| 1 | 0.5 | 66.7％ |
| 1 | 1 | 50％ |
| 1 | 1.5 | 40％ |
| 1 | 2 | 33.3％ |
| 1 | 3 | 25％ |
| 1 | 4 | 20％ |
| 1 | 5 | 16.7％ |
当然ですが、利確の設定比率が大きくなればなるほど勝率は小さく済み、利確の設定比率が小さくなればなるほど勝率は必要になってきます。
ちなみにですが、この比率（リスクリワード）を1：9とすれば、勝率10％でも利益が出せるということになります。
ただ、現実的に考えて、例えば、損切り10pips、利確90pipsというのは、ありえないとは言わないものの、かなりキツイ勝負になります。
かなりよい相場状況でなければ、利確達成前に損切りにかかってしまうことがほとんどでしょう。
ですので、正解はないものの、ほとんどが上記の表に収まるのではないかと思います。
トレード手法にもよりますが、1：1.5～1：2ぐらいを目安に、まずはストップロスとリミットオーダーを決めていくのがいいと考えます。
人間は、利食いが早く、損切りを遅らせる傾向があります。
決めたバランスでしっかりと練習を積んで、トータル利益を目指していきましょう。
