損切りを機械的に行うために
トレードには損切りが付きものとはわかってはいるものの、実際損切りをするとなると、ガッカリするものです。
そのまま次のトレードに引きずって、トレードが辛くなってきたりします。
もう、あなたも理解しているとおり、損切りは避けて通れない道ですし、どんなプロトレーダーでも損切りを行っています。
では、勝っているトレーダーは、損切りをどのようにして機械的に行っているのでしょうか?
その秘訣を今回はお教えしたいと思います。
損切り=悪ではない
まず、「損切りとは何ものであるか?」というところを考えてみたいと思います。
あなたは損切の定義をどう考えているでしょうか?
私が考えるに、損切りとは、「損失が大きくなる前に切り替えて損失を確定し次のトレードに備える」
ということだと考えています。
おそらく、あなたも、他のトレーダーも、大多数がこの定義に賛同するのではないかと思います。
ただし、マイナスになるので、
「損切りはなるべくやってはいけない」、「損切り=悪」、というイメージもあるかもしれません。
ですが、損切りは全く悪いことではありません。
むしろ、トレードに必要なコストだとも考えています。
損切りは必要経費と考える
仕事でも何でもそうですが、全く経費が発生しないビジネスは存在しません。
お店をやれば、店舗の賃貸料の他にも運営経費は必ずかかります。
利益を出すためには、経費がどうしても必要になるのです。
同様に、FXトレードにおいての経費が損切りなのです。
もちろん、損切りという経費は少ないに越したことはありませんが、それをケチってしまうことで、最終的に大きな損失を出してしまっては全く意味がありません。
FXトレードから退場する人の大きな原因は、損切りが大幅に遅れたり、そもそも、損切りをしなかったということがあります。
トレードは勝つことばかり考えてしまいがちですが、損切りは不可欠なコストという意識を再認識しておきましょう。
そのような考えが当たり前になれば、以前より、はるかに損切りはやりやすくなるハズです。