FXトレーダーを旦那にもつ奥さんの心理とは?
多くのFXトレーダーは、私と同じように、兼業でトレーダーをやっています。
本業を持ちながらのトレードは、自分の時間を割いてまで行っているので、時間的にも身体的にもキツイものです。
いずれは専業トレーダーを目指しているという人も、結構な数がいると思われます。
トレードで食べていくという選択肢は、自分一人ならば自己責任ということでいいのですが、家族と同居していた場合、話が変わってきます。
子供がいる場合は、不安定なトレードでの収入は、奥さんの心に負担をかけます。
実際、このようなケースで、奥さん方は、どのように思っているものなのでしょうか?
ケース1 不安が先立つが自尊心を傷つけたくない
普通の家庭環境で、お金には困っていないものの、趣味の範疇を通り越してFXに傾倒しだす旦那さんは多いです。
旦那さんは、お金があったほうがいいとFXにのめり込むものの、奥さんは、お金より普段の安定した生活が送れればそれでいいと思っています。
奥さんが、否定や不安を口にすれば、ケンカになることもあるので、自尊心を傷つけないように、口出しをしないようにしていることも多くあります。
ケース2 定年退職後やリストラでFXにのめり込む中年以降の世代
退職やリストラなどに遭い、先立つ不安からFXを始めたものも、1日中のめり込んで、家族の会話が全く無くなり、家事もやらない旦那さんに嫌気がさすというケースです。
こういった場合、FXが普段の生活の中心になってしまっているので、歯止めが効かない場合があります。
起床時も食事中もトイレに行っても、スマホの画面から離れられずにいることもあります。
損失を取り戻そうと、生活資金をつぎ込む可能性もあるので、注意が必要です。
ケース3 すでに専業トレーダーだが、家計に支障をきたしている
専業トレーダーとして独立はしているものの、トレードに集中しすぎて、物音でも立てようものなら怒られる、子供の世話や相手を全くしないで押しつける、なのに資金繰りが悪く、生活費を極限まで減らされて子供に必要な服や食費、奥さんの美容院代等削らされている、というようなケースがあります。
これは、普通に働いているのと大差なかったり、大きな利益が取れていないことでストレスが溜まっているのではと推察されます。
専業トレーダーのプレッシャーは、相当なものです。
旦那さんの気持ちもわかりますが、必要な生活費が稼げていないということは、専業トレーダーに向いていないと言えるでしょう。
家族での話し合いはどうしても必要
こういったトラブルは、相談もできず、表に出ていないだけで、非常に多いのではないかと推測されます。
特に現状は、コロナ禍ですから、仕事も少ない、退職や解雇を余儀なくされた、収入が激減した、などで、時間だけはあると言った場合に、FXにのめり込むこともあるでしょう。
家事の分担や、1日のトレード時間の制限、専業トレーダーに挑戦するならいつまでやるかの期間設定、いくら損したら撤退するか、など、ある程度細かいところまで煮詰めておいたほうがいいでしょう。
時間もお金も有限です。
そして、家族を支える奥さんへの感謝の念は、トレーダーとして、持っておくべきでしょう。
「何のためにトレードをしているのか?」
ここにもう一回立ち戻る必要性もあるのではないでしょうか?