損切り上手はトレード上手
FXトレードで、上手いトレーダー、または、上達が早いトレーダーの一つの条件に、損切りの上手さが挙げられます。
損切りは大切だとわかっていながら、実際にチャートと向き合いトレードをしてみると、損切りは簡単に出来ない経験は誰もがしていることでしょう。
ただし、ここをクリアしないと、利益がきちんと残せるトレーダーにはなりません。
では、損切りが上手いトレーダーは、どのような思考回路でトレードをしているのでしょうか?
あなたは部屋の掃除で不必要なモノを捨てられるか?
自分の部屋を見渡してみてください。
部屋の大きさの割に、元々物が少ないという人は、ぶっちゃけトレードが上手い人が多いです。
これはどういうことかというと、部屋の掃除や片付けの時に、必要なものだけを残して不必要なものを躊躇(ちゅうちょ)なく捨てられる感覚を持っています。
この、ためらいなく廃棄出来るという思考は、トレードで言う損切りにあたります。
快適な空間で生活するためにも、1年に1回も使用しないモノなどは、フリマアプリなどで販売したり廃棄するのが得策です。
ところが、「いつか使うから」と言って、物置のようにモノを積み上げていくようでは、部屋や物置を有効に使えていないことになります。
高い家賃を払っているならば、なおさらでしょう。
また、映画やお芝居などを見に行き、「思った以上につまらない」といった時に、あなたは我慢して最後まで見るタイプでしょうか?それともつまらないと思った時点で出てきてしまうタイプでしょうか?
これは、つまらない・勉強にならない、といった時点でエスケープした方が得策です。
2~3時間のことですが、「時は金なり」です。
払ってしまったチケット代に固執するより、他の好きな時間や自己啓発のための時間に使った方が有益ではないでしょうか?
私自身の経験で言うと、わざわざ取り寄せたトレード関係の5000円ぐらいの本を、1時間もしないうちに駅のゴミ箱に捨てきった経験があります。
全く勉強にならないと思った本は、すぐに読むのをやめて、有用な書籍を読み始めたほうが有意義な時間を過ごせます。
トレードでは損切りする感覚がどうしても必要
日常生活全てを効率的に考えてというのは、さすがにないでしょうし、抵抗はありますが、ことトレードに関しては、この損切り感覚を持つことは非常に重要です。
持ったポジションが含み損を抱え、プラス方向へ戻る可能性が低いならば、迷わずに損切りすべきです。
損切りして次のトレードチャンスに備えておくことと、含み損を抱えて、プラマイゼロあたりまで待つことを比べた場合に、はるかに、損切りしたほうが資金効率は良くなります。
なんとか損切りを避けたい気持ちはわかります。
しかし、トレードで継続的に利益を挙げていこうとするならば、損切りはどうしても必要だということを、認識しておくべきでしょう。