保険とギャンブルが「兄弟」と言われる理由とは
保険とギャンブルが兄弟と言われると驚くでしょうか?
実は同じ構造で成り立っています。
保険は、多くの人達が払う保険料が集められて、そこから保険金が支払われています。
死亡などの偶然の不幸が起きて保険金が支払われますが、これは言い換えれば不幸の宝くじみたいなものです。
手数料が多く取られ、約3割~6割もの手数料が差し引かれて、残りが保険金として分配されるようになっています。
保険とギャンブルが同じ仕組みなワケ
保険商品は、不慮の事故や死亡率などを、数学的計算を用いて確率を予測していきます。
この確率を用いて儲けているのが、カジノなどのギャンブルです。
日本にまだカジノは出来ていないものの、宝くじや競馬なども一緒で、胴元が手数料を取った上で配当金を決めています。
宝くじでは約半分、競馬では2割~3割が控除されてから配当金が決められます。
絶対に胴元が損をしない仕組みを作り上げているのです。
保険は保険金の分配の仕組みが同じだけで、不幸の発生率を予測しているということになります。
宝くじを買い続けることと全く一緒なのです。
保険料という名のくじ券や馬券を買っていることと同じです。
保険商品によって変わってきますが、手数料をバッチリと取られた上で、確率論から負けるリスクを取っていませんから、実はかなりウマミのあるビジネスとも言えるでしょう。
言い方は「保険」と言う言葉でオブラートに包まれていますが、私達の不幸がギャンブルの対象になっているというのは、なんとも言えないものです。