FX取引をする時には必ず注文をしなければなりません。
しかし投機的な単純に注文といっても、各トレーダーにはそれぞれに思惑があります。
「今すぐ買いたい」「今はまだいいけどもう10銭下がったら買いたい」
「今持っているポジションをあと10銭上がったら売り戻したい(決済したい)」などなど。
そういった時に様々な注文方法を知っていると便利ですので、ご紹介いたします。
成行注文
FXは株式投資と違って為替の売値と買値が両方表示されます。
値段を見た時に、「この値段だったら今すぐ買いたい(売りたい)」といった注文を出すことです。
注文方法で一番簡単でイメージしやすい方法です。
成行注文のメリットはなんといってもその場で素早く注文が出せることです。
レートの指定を考えず、現状の値段で注文を入れるので即決で注文が成立します。
指値注文
成行注文において、人によっては「今はまだ高いから買いたくないけど、もう10銭安くなったら買いたい」
と考える人もいると思います。
指値注文は売買価格を任意で設定でき、その値段にならないと注文が成立しません。
そのため、トレーダーの思惑通りの価格で注文を入れることが出来ます。
エントリーだけなく、決済時にも有効です。
ただし、注意しなければならないのは、為替がトレーダーの思惑通りにはいかないということです。
「あと10銭安くなったら買おう」と思って指値注文を入れても、
相場がその価格にならなければ注文は成立しません。
特に「今持っているポジションをあと10銭上がったら決済しよう」
と思って指値注文をいれたところ、10銭も上がらずそのまま下落することも可能性としてはあります。
というかよくあることです。
そうなれば、利益どころか損失に変わることも考えなければいけないので、
指値注文を現実のレートに近づけるなどの対応が必要になってきます。
成行注文のメリット:約定までの時間が早い
成行注文のデメリット:自分の思い通りの価格になるまで時間がかかる
指値注文のメリット:自分の思い通りの価格で注文できる
指値注文のデメリット:約定するまでに時間がかかる