マルチディスプレイの良し悪し

マルチディスプレイの良し悪し

 

トレーダーの中には、多くのディスプレイを表示させて、チャートを何枚も表示させる投資家がいます。

このマルチディスプレイに関して、よく質問をいただきます。

「何画面ぐらいあれば、トレード環境として十分なのでしょうか?」

今回はこの質問に対する私なりの回答をしたいと思います。

 

マルチディスプレイにする3つの理由

 

トレーダーがマルチディスプレイにする理由は大体3種類に分けられます。

 

多通貨ペアの監視

多通貨ペアを表示させることで、通貨の強弱を見分けてトレードし易い通貨ペアを見極めるということが挙げられます。

FXでのトレードでの勝つ秘訣は、基本的にトレンド攻略です。

「強い通貨を買って弱い通貨を売る」ということが如実に表れている通貨ペアを狙えば、利益を出しやすくなります。

 

また、多通貨ペアを表示させることで、エントリーも増えます。

テクニカル分析では、どの通貨ペアでも同じように分析出来るので、トレードするチャンスを多くすることで取引回数を多くして利益を積み重ねていくということも可能です。

 

時間軸別に分析する

多通貨の監視は慣れないと大変なので、一つの通貨ペアに絞ってトレードするトレーダーも多いです。

その時に、分析をより確実にするために、時間軸別にチャートを表示させることがあります。

これにプラスして多通貨監視となれば、どうしてもマルチディスプレイの環境が必要になります。

 

チャート以外の情報の表示

指標発表の数値や要人発言など、ファンダメンタル的な情報をリアルタイムで表示させたり、日経平均株価やダウなども表示させておきます。

これにより、金融マーケット全体の流れを把握し有利にトレードを進めるという意味合いがあります。

 

結局マルチディスプレイ環境は必要なのか?

 

上記のように、様々な理由でマルチディスプレイにしたほうが好都合ではあるように思えますが、必ずしもそれが良いとは言えません。

というのは、初心者や初級者がいきなりディスプレイをたくさん並べても、逆に注意力が散漫になってしまい、
一つのチャートに対しての分析がおろそかになる傾向があるからです。

また、多くの情報の表示によって、エントリーや決済に迷いが出たりすることもしばしば起こります。

 

トレードに100%はありませんから、優位に進めるためには、それなりの情報は必要ですが、プロのトレーダーは、見るべき情報をその時に応じて判断しているので、いきなり真似しようと思っても出来るものでもありません。

形だけ真似してもトレードにはプラスになるどころかマイナスになることもありえます。

 

大事なのは、分析の深さを保持しながら分析の対象を拡大させていくことです。

 

最初は1画面だけで、チャートを切り替えるだけで十分ですし、それが物足りなくなってから他の情報を少しずつ増やしていくということをやるのがいいでしょう。

「急がば回れ」と言われるように、焦らずに取り組んでいきましょう。


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