FXトレードの真の敵
FXのトレードにおいての敵とは、一体どんなものでしょうか?
レートやスプレッドを操作できる証券会社でしょうか?
それとも、マーケットの流れを変える機関投資家でしょうか?
両方とも違います。
一番の敵は、自分の中にある「恐怖と欲望」です。
人は何か失敗した時に、その原因を自分以外のせいにします。
誰だって自分の間違いを認めたくはありません。
トレードで失敗した時も自分は間違っていないと信じ、あらゆる言い訳を準備して自分を正当化しようとします。
かつての自分もそうでしたが、トレードで最も邪魔をしているのが、自身の恐怖と欲望であると気づいてからは、メンタルコントロールを徹底して、無駄なトレードや大損する危険を回避することが出来るようになりました。
恐怖
わずかな利益が出た時は、利益が無くなることを恐れて利益を伸ばすことが出来なくなり、すぐに利確をしてしまいがちです。
また、損失が発生している時は、損を確定させることをためらい、いつまで経っても損切れずに塩漬けの状態にしてしまう行動に出がちです。
欲望
勝てた時には、「もっと勝てるんじゃないか」という気持ちが強く湧いてしまったり、負けた時には、「負け分を取り返してやろう」と熱くなってしまうことはないでしょうか。
また、チャートの動きを見るだけで、「今トレードをしないのはもったいない」と錯覚してしまう現象を引き起こしたりもします。
これにより、ポジポジ病と呼ばれる、常にポジションを持っていたくなる状態にかかってしまいます。
その結果、勝率の低いトレードを重ねてしまいがちです。
トレードの質を変えるために
恐怖と欲望は、元々人間に備わっている感情です。
ですから、何も知らずにトレードを行えば、感情的になって上記のようなことをしてしまうのは仕方がありません。
ですが、トレードの邪魔を自分自身の心の動きがしている事実を知っているのと知らないのとでは、トレードの質が大きく変わってきます。
勝った時・負けた時、自分の感情がどう動いたか?
1つ1つのトレードを見つめなおすクセをつけると、感情的なトレードで負けを繰り返すことは少なくなるはずです。
ぜひ、意識して取り組んでみましょう。