感情のコントロールなしでの仕組みを作るには
FXでは、きちんと検証して優位性のあるルールを決めれば、後はルールどおりに淡々とトレードを続けることが大切です。
ですが、「ルールを守る」というのは、言葉で言うのは簡単ですが、実際にそれを継続するのはかなり難しいものがあります。
なぜかというと、人間には恐怖と欲望という感情があり、これが常に妨害してくるからです。
感情を完全に排除することは出来ない
「損を確定するのが嫌なので、損切りは外してしまった」
「一日の許容損失まで到達したので、中止すべきだが、取り返せると思って、トレードを続けてしまった」
「今日は時間があったので、もったいないと思ってオーバートレードをしてしまった」
という感想をよく聞きます。
トレードでは実際に自分のお金がかかっていますから、無感情で取り組むことはできないでしょう。
ただ、感情に従ってトレードを続ければ、ほぼ確実に負けることは、投資の世界の常識です。
感情を排除する方法
では、どうやって感情を挟まずにトレードに取り組めばいいのかというと、取引する際に指値注文や逆指値注文
を活用することです。
そして、1日の目標値まで取引を行ったら、その日はそれ以上チャートを見ないことをオススメします。
取引で損益の幅を変えたくなるのも、上限を超えたトレードをしたくなるのも、チャートを見続けてしまうことが原因で起こる感情です。
それならば、エントリーも決済も予約注文化することで、極力チャートを見ないようにすれば良いのです。
そして、その日の取引が終われば、それ以上は絶対にチャートを開かないことも重要です。
相場が動いているのを見ると、取引したくなるのが人間の心情というものです。
我々はロボットではありませんので、感情をゼロにはできません。
それならば、感情が湧かないような仕組みを作ってしまえばいいということだけなのです。
それでも誘惑に駆られることはあるでしょうが、何もしないよりかは効果は上がるはずです。
しっかりとこの部分まで対策をしておいて、感情に振り回されないトレードを心がけていきましょう。